【会社設立①】会社の種類と特徴
今回から数回、会社設立についてまとめてみたいと思います。
1回目の今日は現在設立可能な4形態の特徴と割合についてです。
よろしくお願いします!
会社の種類、4形態をざっくり解説
2006年5月の新会社法が施行により、現在新たに設立できる会社の種類は以下の4種類です
今回は4種類それぞれの特徴と割合を解説していきます。
株式会社
- 特徴:出資者(株主)が出資額の範囲で責任を負う有限責任会社。取締役が会社の経営を行い、株主は経営には直接関与しません。資金調達力が高く、上場も可能です。
- 割合:現在日本で最も一般的で、設立される会社の80%〜90%が株式会社です。
合同会社
- 特徴:出資者が経営に直接関与する有限責任会社。株式会社と比べて設立コストが低く、定款認証が不要です。すべての※社員が会社の決定権を持つため柔軟な運営が可能です。
(※ここでいう社員とは法律用語で出資者の意味であり、従業員という意味ではありません) - 割合:設立される企業の約10~15%が合同会社です。少数ながら年々増加しています。
合資会社
- 特徴:無限責任社員と有限責任社員の組み合わせで構成され、基本的に有限責任社員は経営に携わりません。無限責任社員と有限責任社員それぞれ最低1名ずつの計2名以上の出資者が必要です。
- 割合:設立される企業の割合は非常に低く、1%未満。
合名会社
- 特徴:全員が無限責任社員で構成される。個人事業に近い形式だが、法人格がある。
- 割合:こちらも設立される企業の割合は1%未満と極めて少ないです。
まとめ
基本的には会社を設立する際はほとんど株式会社か合同会社の二択であり、合資会社・合名会社はニッチな形態です。
理由としては株式会社は信用力や資金力の高さ、合同会社は設立コストの低さと運営の自由度の高さが魅力となっています。
この辺りは次回の記事でそれぞれの形態をより詳しく解説するので、そちらを参考にしてみてください。
石橋行政書士事務所では、会社設立のサポートを行なっております。
ではまた次回!
ここから余談
昨日から毛布を解禁しました。
気温が下がると朝晩は一気に肌寒くなりますね。
季節の変わり目に割と風邪をひく方なので今回は早めに準備していました。
昨晩は愛犬も寒かったようで毛布を出すとすぐに入ってくっついていました。
毎年ですが湯たんぽみたいでより可愛かったです。
写真は少し前の昼寝中